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圧力センサが見守る“からだのサイン”

ヘルスケアに広がるセンシング技術 ―

先日まで夏日が続いていたと思ったら、急に肌寒くなり、突然の気候の変化に体がついていきませんね。季節の変わり目は体調を崩しやすかったりするので、今回はヘルスケア×圧力センサの様々な用途をご紹介したいと思います。

私たちの体は、日々さまざまな“圧力”を生み出しています。足裏にかかる体重、呼吸や血流のリズム、寝返りの動きなど、一見何気ない体の動作にも小さな圧力の変化が潜んでいます。これらを捉えるのが圧力センサです。かつては工場や機械設備の中で使われることが多かったこのセンサが、近年では“健康を測る”技術として注目を集めています。


足裏から姿勢を整える

ヨガマットや靴のエアインソールに圧力センサを内蔵することで、足裏の荷重バランスや姿勢の崩れをリアルタイムで検出できます。AIがそのデータを解析し、体の重心の偏りや姿勢の癖を可視化。トレーナーがいなくても、自宅で効率的な姿勢改善やトレーニングが可能になります。こうした「スマートマット」や「スマートシューズ」は、健康維持やリハビリ分野でも応用が進んでいます。


寝姿勢を“圧力”でモニタリング

ベッドに配置された各空気層の圧力を計測することで、寝返りの回数や体圧の分布を検知し、AIが睡眠の質を解析します。無意識のうちに体重が偏っていると褥瘡(じょくそう)のリスクが高まるため、介護施設ではこの情報を活用して体位変換のタイミングを自動で通知するシステムも登場しています。睡眠と健康の関係が注目される今、圧力センサは“眠りの見える化”を支える重要な存在です。


呼吸や血流の微細な変化も検知

近年は、微小な圧力変化を高感度に捉えるセンサ技術が進化しています。胸や手首に装着することで、呼吸の深さや脈波のリズムを非接触で計測し、ストレスや体調の変化をAIが予測することも可能です。これにより、病院でしか得られなかった生体情報が、日常生活の中で手軽に取得できるようになりつつあります。


からだとテクノロジーの新しい関係

圧力センサは、「流体の押された量を測る」だけの部品ではなく、人のからだと心の状態を映し出す“デジタル鏡”になりつつあります。そこにAI解析が加わることで、データから“未来の健康状態”を推定することも夢ではありません。
健康管理が“感覚”から“データ”へと進化する時代。圧力センサは、その変革の最前線で私たちの生活を静かに支えています。

オールデバイスでは、微圧~高圧、小型・超小型など様々な種類の圧力センサをご用意しております。

お客様のニーズに最適なセンサをご紹介させて頂きますので、是非お気軽にお問合せ下さい。

弊社は、長年の圧力センサーと電子部品業界での経験を活かし、社会の様々な課題へ資するべく、お客様・お取引先様へご提案をしております。センサーに限らず、周辺部品なども是非ご用命ください。

また、弊社WEBサイトの“オールデバイス・バーチャルタウン”を製品選択などに是非ご活用ください。各応用分野に対する製品ラインナップからデータシートまでご覧いただけます。オールデバイス・バーチャルタウンはこちらから!

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